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地区社協活動の推進

地区社協活動の推進

地区社協(地区社会福祉協議会)とは

 地域の問題を解決しようとしても、公的なサービスだけではすべて解決することはできない時代であるとともに、一人ではできることも限られてきます。
 そのため、地域の住民同士が、自分たちが住んでいる地域の生活・福祉課題や困りごとを自分たち自身の問題と受け止め、関係機関や専門機関等と連携・協働しながら解決に向けて協議し、「誰もが安心して共に暮らせる福祉のまちづくり」を目指す地元住民主体の活動組織団体です。
 現在、美作市内で活動する地区社協は31あり、小地域福祉活動を担う基礎組織として市内の全ての自治振興協議会に設立されています。美作市社協は、地区社協活動の活性化を図るために「福祉ネットワークづくり事業」や「地区社協メニュー事業」「おたがいさまネット事業」を事業化し、住民主体による地区ケア会議や見守り会議、友愛訪問等の福祉活動が行われています。

なぜ、地区社協が必要なのか

 地域の住民同士が、自分たちの生活する地域の生活・福祉課題や困りごとを自分たち自身の問題と受け止め、関係機関や専門機関などと連携・協働しながら解決しようとしても、一緒に考えていく場がなければならないし、組織化していなければ、継続して協議することができなくなることが想定されるためです。
 しかし、必ず、新たに組織化する必要はありません。地域には、様々な関係機関が参画した組織がありますので、その中に、福祉部会という形で位置づけられているケースもあります。
 重要なのは、地域の生活・福祉課題の解決に向けて、協議できる場を設け、解決に向けて協議されることだと考えています。

地区社協の構成メンバーとして参画が期待される福祉団体

 地区社協は地域づくりに関心のある方、何か地域の役に立ちたいと思っている方等、広く地域の諸組織や住民個々に呼びかけ、組織的な活動が求められます。一般的な地区社協の構成メンバーとして、次の方々に参画していただいています。
   区長・自治振興協議会役員・民生委員・児童委員・愛育委員・栄養委員・ボランティア・福祉委員・老人クラブ・
     身体障害者福祉協会・防犯防災組織・ 子ども会・婦人会等の代表者

地区社協の活動財源は

 地区社協の活動財源は、福祉のまちづくりを進めるための貴重な自主財源である社協会費の中から、地区社協実態調査の世帯数に200円を乗じた額を差し引いた額を、各地区社協の活動費として配分しています。また、共同募金の配分金や市民の皆様からお寄せいただいた香典返しや見舞返しの寄附金の一部を活用し、地区社協の活動費として助成しています。

地区社協は、何をするの

 地域の住民同士が、自分たちの生活する地域の生活・福祉課題や困りごとを自分たち自身の問題と受け止め、関係機関や専門機関などと連携・協働しながら解決に向けて一緒に考え、実行していくことが目的です。
 そのために、地域の状況にあわせて、以下のような活動が展開されています。

  • ふれ合う
    ふれあいサロン、食事サービス、リハビリ教室、交流会など
  • 学ぶ
    福祉講座、福祉講演会、ボランティア養成講座など
  • 支える
    地区ボランティアグループの支援など
  • 見守る
    見守り活動、声かけ運動、助け合いシステムなど
  • 知らせる
    地区社協だよりの発行など
  • 募る
    賛助会費、共同募金、バザー開催など

地区社協活動のポイント

  1. 生活・福祉課題を発見し、共有する⇒早期発見・連絡の仕組みづくり
  2. 生活・福祉課題の解決に向けて行動する⇒主体的に解決に向けた行動
  3. 制度・サービスを活用・改善・開発する⇒社会資源の活用・開発
  4. 行政、専門職・機関等と連携していく⇒地域と専門職とのネットワーク
  5. 制度や資源への提言・提案⇒ソーシャルアクション(社会的活動)
  6. 自らの目指す「まち」を想像し、それに向けた行動計画をつくる
  7. 行動計画に基づき、「まち」づくりを実践し、ふりかえる(評価する)

 上記のような活動により、地域の福祉力を高めていくことが重要です。
誰もが安心して暮らせるまちに、地区社協は欠かせない!社協は、住民や関係機関等と一緒に、誰もが安心して暮らせるまちづくりを目指すため、地域福祉の推進を使命とする民間の福祉団体です。
 しかし、美作市社協だけでは限界があり、誰もが安心して暮らせるまちにすることはできません。
 そのため、住民の方からの「声を聴き」、住民と「共に考え」「共に支え」「共に動く」を基本として事業展開していますが、その1つに地区社協が必要ではないかと考えています。
 地区社協は、地域住民とのつながりを構築するとともに、地域で考え、実行していく仕組み(組織)であり、社会福祉協議会は、地区社協を地域福祉推進の基礎組織として位置づけ、地域福祉の推進をしていこうと考えています。

美作市社協と地区社協の関係性(役割)

 美作市社協は、地区社協を地域福祉推進の基礎知識と考え、車の両輪となって協働し、地域の生活・福祉課題を把握し、一緒に考え、解決に向けて取り組んでいきます。
 そのため、地区社協の組織化や意見・情報交換、資質向上に向けた取り組みなどにより、地区社協が活動しやすくなるような支援をするとともに、専門職・機関等との橋渡しを行います。

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